3月2015

The Royal Conservatoryより

コラム & 活動報告

それは昨年12月クリスマスの頃、カナダの伝統あるThe Royal Conservatoryの編集者の方から
一通のメールが届きました。

ソロ曲集「Celestial Dreams」の中から♪Shooting Stars in Summer(夏の流星)が、
彼等の編集するCelebration Series Level8の2015年版レパートリー曲集に入るという、
私にとっては大きな大きなクリスマスプレゼントを戴いた様な光栄な連絡でした。

この曲は私の小品の中でも人気があり、国内外、たくさんの方から
「私のための曲をありがとう!」と言われてきた曲。
みなさんのおかげで、こんな素敵な奇跡がおきました!と叫びた〜い(^^)

そんな気持ちでメールを読み進めて行くと…
「もしよければ、存命の作曲家という事であなたの生まれ年を名前の下に入れましょうか?」と。

そういえば以前、ドイツの演奏会で作品を紹介していただいた時、
必ず作曲者は生まれ年をプログラムに載せる決まりなの…と連絡が。

しかしここには、とても控えめに「もしよければ」と書いてある。
二択なら是非とも遠慮しよう…
というわけで危機は回避しました。

それから二ヶ月余り、出版になった楽譜はバロック、古典、ロマン、近現代、
4期の作曲家の作品がおさめられています。
巨匠たちに混ざり、私は言うまでもなく List Dの現代にいます。

ドビュッシーやオスカー・ピーターソン、Willisの先輩グレンダ・オースティンと
一緒なんて感激。

ところで現代作曲家の皆さん、生まれ年はどうしたのでしょう。
日本で楽譜を手に入れるまではもう少しかかりそうです。

<List A: Baroque Repertoire>

Gigue in D Major – Johann Ludwig Krebs

Little Prelude in E Major, BWV 937 – Johann Sebastian Bach

Invention No. 10 in G Major, BWV 781 – Johann Sebastian Bach

Menuet and Trio in B Minor – Johann Sebastian Bach

Solfeggio in C Minor, Wq 117/2, H 220 – Carl Philipp Emanuel Bach

Sonata in D Major, op. 1, no. 4 – Baldassare Galuppi

<List B: Classical Repertoire>

Sonata in D Major, op. 12, no. 3 (I) – Samuel Arnold

Six Variations on a Swiss Folk Song, WoO 64 – Ludwig van Beethoven

Sonatina in E flat Major, op. 19/20, no. 6 (I) – Jan Ladislav Dussek

Rondo in C Major, op. 52, no. 6 – Johann Nepomuk Hummel

Sonata in A Major, op. 59, no. 1 (I)- Friedrich Kuhlau

<List C: Romantic Repertoire>

Lieb’ Schwesterlein (Dear Little Sister), op. 32, no. 14 – Robert Fuchs

Souvenir, op. 10, no. 1 – Génari Karganov

Reiterstück (The Horseman,) op. 68, no. 23 – Robert Schumann

Mazurka in A Minor, op. 7, no. 2 – Frédéric Chopin

Andante sostenuto, op. 72, no. 2 – Felix Mendelssohn

With Sweet Lavender, op. 62, no. 4 – Edward MacDowell

Scherzo in B flat Major, D 593, no. 1 – Franz Schubert

<List D: Post-Romantic, 20th and 21st-century Repertoire>

Fiesta, op. 52, no. 7 – Joaquín Turina

Swineherd’s Dance – Béla Bartók

Page d’album (Album Leaf) – Claude Debussy

In Evening Air – Aaron Copland

La mendiga (The Beggar Woman), op. 1, no. 2 – Enrique Granados

Three in Blue No. 1 – Ann Southam

Rings of Saturn – Alexina Louie

Jazz Suite No. 2 (III) – Glenda Austin

Shooting Stars in Summer – Naoko Ikeda

Jazz Exercise No. 2 – Oscar Peterson

Far Away Friend – Mike Springer

Sneaky – Stephen Chatman

Seven of Hearts – Kevin Olson

3月とフランス音楽

コラム & 活動報告

全国ニュースでは花の便りを見るようになりました。
ここ北海道でも雪の下では、芽吹きを待っている草花たちのパワーが増しているような気がしています。

そんな3月、フランス音楽をBGMに過ごすことが多い私。
微妙で繊細、そして新旧の風が渦巻く3月にフランス音楽は私に軽やかで柔らかな「春の気分」をくれます。ドビュッシーやプーランクのピアノ作品、シャンソンやミュゼットの曲…誕生月のせいでしょう。3月のBGMにはかなり「力」が入っています(笑)

最近のお気に入りは、3月3日に届いた
土師さおりさんのCD 「水の戯れ」

さおりさんの奏でるピアノの音の粒がキラキラとラヴェル音楽の輪郭を描いていて、「ラヴェルの作品てこんなに素敵だったんだ!」と新たな発見。ワクワクと桜餅を食べながら聴き、次にうぐいす餅を食べながら聴き…大変うれしいひな祭りでした(^^)

ピアニスト土師さおりさんについて知りたい方は是非HPをご覧ください!
<http://www.csf.ne.jp/~saorihaji/index.html>
国内外で活躍のさおりさん、今月末にはギリシャで開かれるエヴメリア音楽祭に招待され、演奏されるそうです。

ところでこのCDを制作&販売しているのはコウベレックス。
友人で敏腕プロデューサーの善沢志麻さんは、演奏家の皆さんが少しでも良い音でベストの演奏を録れる様、持ち前の鋭い耳と感性、音楽愛と気遣いでアーティストの皆さんのサポートを続けています。普段は穏やかな口調と笑顔がチャーミングな人ですが、閃いたら即行動!
私も楽譜出版が始まったばかりの頃から最近まで、日本では流通しない輸入版ということで心配した志麻さんがコウベレックスの販売部門で楽譜を扱ってくれ、本当にお世話になりました。

今回もこんなに素敵なCDと出会いを届けてくれ、感謝!

コウベレックスのHPは
<http://www.koberecs.com/index.html>